ちどりあし

思いつきをつづります。

数学の感覚:直感

数学とは?

 

 

と聞かれたらどう答えるべきだろう?

 

 

「何か約束(公理)を決めて、その中で推論を進めていくもの」

 

と言う答えは、現代の公理主義的な数学の見方の一面といえる。

 

ところで、仮にこれが数学の「本質」である、と言い切ったとする。

 

大学教養程度の数学をある程度やった人でささえあれば、この言い方には違和感を覚える人は少なくないように思う。

 

これは数学的な見方・考え方で起こる特有の直感的な把握を無視して、記号的な操作にのみ注目してるからだろう。

 

では時に数覚とも言われる直感と、実際の数学の理論の間にどのようなつながりがあるのだろう?

 

これのテーマをフッサール現象学的な見方から考えているのが次の本。

 

 

無理やりまとめるなら、数学を論理的な記号として扱うのは便利だけど、背後にはあくまで数理的直感必要だよね、とうう話。

 

自分は現象学どころか哲学も素人だけど、数学の基礎の考え方さえあれば面白く読めた。

 

逆に数学よくわからんけど現象学はわかるって人は、読んでてしんどいかも。