ちどりあし

思いつきをつづります。

VIX投資について

今後ここでVIX先物の投資方法・特徴について今後書いていきます。この手法を一言で説明するなら、先物の中でもトレンド性が強い商品を利用した投資方法です。

利益の特徴としては、してアメリカの景気がいい時は一般的な株価指数以上に順調に利益を上げていくことができる一方で、リーマンショックや布教の際には大きなリスクとリターンの可能性を得ることができることです。

特に単純なインデックス指数などの場合は下がっていくことを眺めているしかない状況でも、VIX先物をうまく利用すれば好景気な時以上に莫大な利益を得ることができます。

ただこれで利用するVIX先物商品は大きなリスクが潜んでいることも事実で、あまりにほったらかしにしていると悲惨なことになる投資商品でもあるのは事実です。間違っても通常の株を購入して塩漬け、なんてことはしてはいけません。

なかなか複雑で魅力的でも破滅的でもあるVIX先物とその関連商品ですが、なんとかこれについて今後説明していきます。

フィクション・偶然・特殊性

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

  • 概要
    • 重力ピエロ、魔王などで知られる伊坂幸太郎さんの作品
    • コミック・映画など複数のメディアミックスを果たしている
    • 今作はその中でも初期の作品
  • あらすじ
    • 舞台は主人公がいつまにやら連れてこられた「荻島」
    • そこは日本でありながら本土とは隔絶された自然溢れる島
    • 多少の違いはあるものの、文明は本土とあまり変わらない
    • とはいえ未来が見えてしゃべることのできるカカシの「優吾」、突然人を撃っても咎められない「桜」などが当然のように受け入れられている
    • 後半は非情に幻想的でどこか現実味のない荻島と非情な現実が起こっている本土が、とある事件に微妙に絡んでいく
    • 様々な場所・時代・人間の立場の視点が立ち代わり登場して、一つの結末を迎えていくことになる
  • 感想
    • 物語の特殊な性質を持つ荻島の雰囲気には、物語が進むに連れて親近感と違和感を同時にもつ
    • 特殊、フィクションとは一体何なのだろうといった印象
    • 考えさせられる物語だが、終始物語は軽い感じで進んでいく

朝の思いつき

  • 毎朝の思いつきを紙に万年筆で書くのは結構ありかも
    • 万年筆で何かを書くこと自体に楽しみや意味がありそう
    • 何かを毎朝インタラクションするのに意味ある
  • 朝でなくとも、毎日定期的に何かしらのログを残しておくこと自体にも大きな意味あり
  • 以下リンクによると以下のことを朝にするといいらしい
  • 他にも毎朝記録を残すのにどのようなやり方をしている人がいるかを探してみるのもよさげ
    • 計画づくり、修正も毎朝やってみても面白い?
    • とりあえず内容に関わらずA4紙面を埋め尽くすまで何かを書いてみても面白いかも。古文とか何かの写経でもあり?
  • 昨日はアジャイルに関する計画の立て方を読むところまで辿り着いたのが一番の成果?

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法~

アジャイル基本原則

  1. 成果をあげるのが仕事
  2. 人ではなくアイデアを批判
    • 誰のアイデアが優れているのかは二の次
    • 後ろ向きな姿勢はアイデアの敵
    • 単に指摘、批判するより良い点、悪い点をアイデアベースでそれぞれ指摘する
  3. バランスが肝心
    • 奇妙なコードがあってもどういう意図でそういうコードにしたかを理解する
    • そのうえで、まずいところリファクタリングする
    • いきなり全部まるまる書き直すのはいいものではないし短気

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

数学の感覚:直感

数学とは?

 

 

と聞かれたらどう答えるべきだろう?

 

 

「何か約束(公理)を決めて、その中で推論を進めていくもの」

 

と言う答えは、現代の公理主義的な数学の見方の一面といえる。

 

ところで、仮にこれが数学の「本質」である、と言い切ったとする。

 

大学教養程度の数学をある程度やった人でささえあれば、この言い方には違和感を覚える人は少なくないように思う。

 

これは数学的な見方・考え方で起こる特有の直感的な把握を無視して、記号的な操作にのみ注目してるからだろう。

 

では時に数覚とも言われる直感と、実際の数学の理論の間にどのようなつながりがあるのだろう?

 

これのテーマをフッサール現象学的な見方から考えているのが次の本。

 

 

無理やりまとめるなら、数学を論理的な記号として扱うのは便利だけど、背後にはあくまで数理的直感必要だよね、とうう話。

 

自分は現象学どころか哲学も素人だけど、数学の基礎の考え方さえあれば面白く読めた。

 

逆に数学よくわからんけど現象学はわかるって人は、読んでてしんどいかも。

信頼と進化ゲーム

以前の記事で信頼について調べると書きましたが、今回読んでみたのはこの本です。

20年ほど前の本ですが、非常に面白かったです。

信頼の構造: こころと社会の進化ゲーム

信頼の構造: こころと社会の進化ゲーム

自信ないので間違ってたらすいません(笑)

この本のメインの主張に、「(昔の村社会に代表されるような)集団主義は安心を生み出すが、信頼を破壊する」というものがあります。

一見この命題は逆説的にも見えるます。これは著者が社会的不確実性という「環境」に注目しており、これによって安心と信頼を定義していることによります。

主観的な信頼というものを、直感的に自然な形で定義します。これによって信頼がどのような環境で生まれるかを実験によって調べ、上の命題を主張しています。

この本で特徴的なのは、信頼を進化ゲーム理論の考え方を用いて「信頼」をうまく抽象化して特定の条件下で定量化しています。これによって統計的に優位に相関関係のある因子をうまく調べることを試みています。

進化ゲームというのはあまり聞きなれない言葉かもしれません。実際にこの本では、囚人のジレンマに代表される協力ゲームを繰り返しやっていったときに、被験者の選択がどのような状態に落ち着いていくかということを調べています。

以下囚人のジレンマwikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9A%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%82%B8%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%9E

著者が理学出身の社会心理学者なこともあってか、多くの実験に共通してその実験による目的・考察・実験の限界をはっきりと示しています。複雑な議論を扱っていますが、話の筋道をきれいに示しているため迷うことなく読めました。

部分的にでも信頼という感情を数字の上で解釈することをしてみたい方、ゲームと社会学的な関係を調べて見たい方は是非。